電気の健康診断
2021-05-27
フクデンでは、太陽光や蓄電池を設置しているお客様に毎月の電気代のご報告をお願いしております。ご報告いただくことで太陽光が正常に発電出来ているかを確認したり、設置した蓄電池がうまく機能しているか診断が出来るので「電気の健康診断」です。
顧客のM様にご協力頂き、FIT終了前(2020年)と終了後(2021年)の電気料金を観察しました。
◆2020年太陽光で創った電気量を39円(固定価格買取制度)で売るので16.575円の売電収入。
しかし太陽光で創った電気は全部売っている為、夜は電力会社から電気を買います。(1kW=18円)
13.781円の電気代を支払いますが、実質の電気料金は売電収入から買電料金を差し引きしても2.794円プラスになることがわかります。
固定買取期間の売電価格(39円)高くてお得!
※売電価格は太陽光を設置している時期によって価格が違う場合があります。
◆2021年(蓄電池がある場合)
固定買取期間が終了している為、蓄電池に太陽光で創った電気を貯め、さらに余った電気は売ります。
売電価格が39円から7.14円に下がった為、売電収入は少なくなりましたが、夜は蓄電池に貯めている電気を先に使うので電力会社から買う電気も少なくなりました。売電収入(457円)もありますので実質の電気料金は6.323円になります。
固定買取期間が終わると売電価格は7.14円に
でも買電価格は18円!!売るより買う方が高い…(><)
◆蓄電池がない場合
もしM家に蓄電池を設置していなかったら…2020年のデータを元に、太陽光の売電収入は425kW×7.14=3.034円、夜は電力会社から電気を買うので(1kW=18円)755kW×18円=13.781円の電気代支払いです。 実質の電気料金は13.781-3.034=10.747円になります。
固定買取期間が終わると蓄電池がある方がお得!
こうやって見ると太陽光と蓄電池をセットで設置している方がお得な気がしますね。
今後も蓄電池を設置したお客様のリアルな電気料金としてM家の電気料金をUPしていこうと思います。
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