電気の健康診断2
2021-07-14
ご報告いただくことで太陽光が正常に発電出来ているかを確認したり、設置した蓄電池がうまく機能しているか診断が出来るので「電気の健康診断」です。
今回もM様にご協力頂き、FIT終了前(2020年)と終了後(2021年)の電気料金を観察しました。
★FIT(固定価格買取制度)とは、太陽光発電など再生可能エネルギーで作られた電力を、電力会社が一定の価格で10年間買い取ることを国が約束する制度です。
◆2020年(売電価格が高くお得)
太陽光で創った電気量を39円(固定価格買取制度)で売るので16.497円の売電収入。
しかし太陽光で創った電気は全部売っている為、夜は電力会社から電気を買います。(1kW=18円)
12.985円の電気代を支払いますが、実質の電気料金は売電収入から買電料金を差し引きしても3.512円プラスになることがわかります。
◆2021年(FIT終了、蓄電池有り)
固定買取期間が終了している為、蓄電池に太陽光で創った電気を貯め、さらに余った電気は売ります。
売電価格が39円から7.14円に下がった為、売電収入は少なくなりましたが、夜は蓄電池に貯めている電気を先に使うので電力会社から買う電気も少なくなりました。売電収入(228円)もありますので実質の電気料金は7.037円になります。
◆FIT終了、蓄電池無し
もしM家に蓄電池を設置していなかったら…2020年のデータを元に、太陽光の売電収入は423kW×7.14=3.020円、夜は電力会社から電気を買うので(1kW=18円)698kW×18円=12.564円の電気代支払いです。
実質の電気料金は12.564-3.020=9.544円になります。
今後も電気料金は上昇すると思われます!
蓄電池設置には補助金も出るので今がチャンスです。