田んぼで太陽光発電!?2016-09-10
9月に入り、気温もだいぶ穏やかになってきましたね。
先日の台風でお住まいへの影響はございませんでしたでしょうか?
先の台風の影響で農家の方々も多大な被害を受けられた方も少ななくないと思います。
心よりお見舞い申し上げます。
今日は、農家の方々にとって朗報をお伝えできればと思います。
最近、田畑に棚のように架設したソーラー発電で売電と太陽光調節の農地管理をする
『ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)』が広がりつつあります。
そんな中、長野県で実際にソーラーシェアリングを行っている田んぼで
見学会が催されました。
農業用のソーラー発電のがどのようなものかというと、水田の上をすべて覆ってしまわずに間隔を設け、
パネルが強い太陽光を直角に受けているときは農地に注ぐ光量が抑制され、曇りや雨で太陽光が弱まると
パネルが太陽光と平行になって光を十分に通すようなしくみになっています。
農作物は強い太陽光に当たり過ぎることはあまりよくないようで、太陽光パネルで自動制御することによって
農作物にもいい環境を作りだしているとのことです。
まだまだ設置費用が高く回収に10年以上かかってしまうとのことですが、今後広く一般に広まることで
費用も抑えられるのではとのことです。
農地に架設するソーラーシェアリングは設置のための大規模開発は不要であり、
がけ崩れなどの問題は起きないとのこと。
また、限られた平面利用から立体的な利用に土地利用を拡大できる点で意義があると考えられています。
農家が取り組める地産地消エネルギーとしてそして田んぼの有効活用として期待がもてますね!